祭 -GALA-観劇レポ

あの神舞台からまだ1か月経ってないって本当?感覚的にはもう1か月くらい経ってる。誰か時空を歪ませた?

いろいろあった公演だったけど、純粋に内容と感想だけ綴る。いつものごとく舘様のことが9割。

 

◇オープニング GALA

コシノジュンコさん監修の衣装がとても素敵だった。黒地に金の模様が入った羽織がかっこよすぎる。メンカラの袴と被り物がよく映えていた。
演舞場全体を見据える強い眼差しや凛々しさと荒々しさが共存する鬼神のような出で立ちに心臓を鷲掴みにされた。

祭の幕開けに相応しい派手な演目だった。まぁまぁ高さのある台を滑り降り、舞台ギリギリに降り立つところで会場から悲鳴のようなものが聞こえた。ほんとにあと半歩でもズレたら客席に落ちるくらいのギリギリ加減。何度も練習して調整したんだろうな。そういう演出にチャレンジする度胸がすごい。

 

◆Dancing floor
白スーツが美しすぎた。華やかで尚且つすっきりとしたデザインで、曲に合わせてこだわり抜いて作られていることがよく分かった。バックの丈が長くて動くとひらひらするのが特に好き。ひらひらはなんぼあってもいいですからね。ダンスで3人ともセンターでの見せ場があってよかった。みんなすごく楽しそうに踊ってるしそれ見てなんか嬉しくなったな。台宙でひらりと舞う3人に感嘆の声が漏れた。でもこれぐらい簡単ですよって雰囲気でやっちゃうんだよあの人たち。すげぇや…
そういえばどこかの記事で見たこの演目の写真で舘様ひとりだけインナーがパッツパツやないかい!と思ったんだけど、実際写真通りパッツパツでした。身がぎゅうぎゅうに詰まっている。舘様って胴が短いから上半身の詰まり具合がすごい。絶対強い。

 

◇新世界
岩本照は新世界の神でした。鳥居で懸垂(鳥居で懸垂?)からのソファーへの飛び移りは岩本照しかできん。そして何事もなかったかのように歌い出すから頭の中???で埋め尽くされた。

一貫してありとあらゆることを己の思うがままにできる神様って感じだった。

 

◆あの日の少年
スクリーン越しのふっかさんは創造神っぽいんだけど曲の歌詞も相まって人間臭い神様だと思った。
岩本さんは遥か上空から人間たちを見下ろしている自由気ままな神様で、ふっかさんは優しくも力強く人間の背中をぐっと押してくれる神様、という感じ。

 

◇Moon
大好きな宮舘涼太がそこにいた。
あの日の少年のラストで起きた日食(月食?)がそのまま赤い丸窓にかわり、キセルをふかす舘様のシルエットが映し出される演出…天才か???宮舘涼太×キセル×遊郭という数多のオタクの妄想がそこにあった。ありがてぇありがてぇ…この宮舘涼太に救われた命が325000000個ある。赤いスパンコールがあしらわれた最高スーツで遊女のようなダンサーを従える情熱的で艶やかなダンスに魅入った。コレだよコレコレェ!!!宮舘涼太最高!!!静かに大興奮の私。格子の中に閉じ込められているのに妖しく手を伸ばすところとか人間離れした美しさがあった。色気がすごいんじゃあ……
多分彼も神様だった。遊郭という欲望の巣窟で欲にまみれた人間に愛おしさを感じているタイプの神様。
最高すぎる演目だったので写真集欲しい。

 

◆三武将
みんな大好き殺陣の時間だよ。
私の席は上手側の桟敷席だったんだけど、登場シーンで家康が見切れて泣いたヴェァァァァァァァァアン
縦横無尽に駆け回る三武将。目まぐるしく動く動く!ウワァァァァァスゲェェェェェというアホみたいな感想しかない。暗転して家康→秀吉→信長の順で三者三様の演出が始まる。

-家康-
迫りくる脅威に怯える家康が舘様ではまず見ることのない姿で新鮮だった。逃げ惑い、布にくるまって怯えるところは武将のくせに情けない…なんて思ったり。けれど覚悟を決めて敵に立ち向かう姿には『がんばれ家康!』と心の中で応援した。そして普通に強い。覚悟を決めた人間は強い。

-秀吉-
家康とは対照的に軽やかに、ニヒルな笑みを浮かべながら敵を躱していく秀吉。その姿がふっかさんっぽいな~と思っていたら徐々に劣勢に立たされていく。刀を手放してしまうも逆に敵から奪った身の丈ほどある旗を武器に奮闘するところがかっこよかった。

-信長-
さぁ~て信長は魔王よろしく恐ろしい姿で現れるんだろうな~と思っていたら登場して早々、背後に現れたでっかい武将のシルエットにボッコボコにされてしまったよ…えぇ…嘘ぉ…信長さん…?ボッコボコにされた後は復活して敵を倒していき、舘様お気に入りの遠山の金さん(時代が違う)のごとく片腕を脱ぐシーンがきた。う、美しい筋肉!!!岩本さんの筋肉は美術品だね。ラスト討ち取った敵の首を放り捨てるシーンは冷酷さの中に血で血を洗う戦国の世を憂うかのような孤独な悲壮感が見えた。信長はそんな性格じゃないけど、岩本さんの背中からは悲しみが伝わってきた気がしたよ。

そして再び三つ巴の戦いへ。家康と秀吉が睨み合いながら客席から舞台へ向かっていくんだけど殺気がすごい。会場全体が緊張感に包まれていた。舘様近い!でもそれどころじゃない!私は内心大混乱!睨み合いの末に弾かれた様に二人が舞台へ走り出すところで舘汁(汗)が迸っているのを見てようやく詰めていた息を吐いた。舘汁めっちゃ煌めいていたし舘汁によって戦いの臨場感が増した。
誰一人味方なんていない全員が四面楚歌の状態でひたすら敵を斬り倒していく。舘様ーーーーー殺陣が上手すぎるーーーーー斬られてぇーーーーーー
信長がやっぱ強いのか家康が斬りかかる→信長防ぐ→隙をついて秀吉が信長に斬りかかる→防ぐというのが多かった。そして戦いの末、ついに信長が家康に致命傷を負わせた!そこの信長めっちゃ怖かったから岩本さん!?!?今あなたがぶっ刺したのあなたの大好きな宮館さんだが!?!?!?と現実と混同しちゃった。
そして最後は(個人的)三武将最大の見せ場。
致命傷を負わされた家康が息も絶え絶えに崩れた鳥居を登り、奈落の底へ落ちていく…滝沢歌舞伎の仇討ちでも同じ演出があったけど何度見ても肝が冷える。ふっと命の糸が切れた様に落ちていく姿が恐ろしくもあり美しくもあった。
家康という役柄の関係か殺陣のときに現れる狂気じみた笑みを浮かべる舘様が今回はいなかったのがちょっと新鮮だった。私は2019年の滝沢歌舞伎のしょっぴーとの斬り合いでにやぁっと笑う舘様が癖です。

 

◇Reincarnation
Moonでバチバチに踊り、三武将でバチバチに殺陣を繰り広げた後のこれ。体力お化けどころの話ではない。ライトに照らされながら奈落の底から上がってきた舘様、衣装素敵!!!ぶっとい二の腕!!!白い!!!ありがとうございます!!!ポールを使ったフライングは腕の力だけでそんなことできるの…?えぇ…そんなところまで上がるの!?回るの!?スゴスギィ…という技ばかりだった。宮舘涼太にできないことはないと思わせてくれる舘様が大好き。ご本人は時折苦しそうな表情を浮かべていたけどダンスと同様に指の先まで神経が行き届いていてマジでずっと美しい。芯が強くてしなやかな生命力に溢れた舘様がそこにいた。

 

◆お戯れタイム
井戸とともに(井戸とともに)白装束のふっかさんが花道に登場。頭に矢が刺さっとるよ?舘様に「家康くぅ~ん!俺だよ俺!秀吉だよ!」と呼び掛けていたけどそこ繋がってるんだ!?後日、『三武将の家康が転生(=Reincarnation)して奈落から上がってきた』ってレポを見てなるほど…作り込まれてんなぁ~!?!?とひっくり返った。そして考察も交えてレポ書いている人もすごいわ。私のレポはパッションだから…(?)
天井近くでくるくる回りながらふっかさんに応答する舘様おもしろかったしやっぱり体力どうなってんのって思った。ずっと回るやん。そして地上に降り立ったはいいけれどいつもよりたくさん回り続けた(本人談)影響でふらつく舘様。ふらふらと覚束ない足取りで上手の舞台袖まで行ったかと思うと突然セクスィーなポーズを決めた。赤い花吹雪まで舞わせちゃうもんだからこの人は本当に最高だと手叩いて笑った。ここで一番笑ったと思う。上手側だったからちゃんとセクスィーな表情まで見えたよ。やったぜ。そしてその後めっちゃまっっっすぐ花道まで歩いて行った。全然目回ってないじゃん…
その後は舘様にめんどくさい絡み方されるふっかさん。舘様マジでめんどくさかった笑 これ毎公演やられてるふっかさんにお疲れさまと言いたい。でも拍手をぱくぱく食べる舘様は大変可愛かった。
次の流れのためにふっかさんがなんとか舘様に井戸に飛び込んでもらうとするけれどまぁ素直に入る訳がなく。ふっかさんに後ろから押されて井戸に落ち…ずに井戸を通り越したり、メタ発言したりやりたい放題。本当はここ30秒で終わるらしいんだけど逆に30秒で終わるのが嘘なんじゃないか?

 

◇お化け屋敷
今までのおふざけが嘘のように、けれど違和感なく滑らかな口上に入るふっかさん。一気に引き込まれた。口上の途中で突然お化けたちによるカーニバルが始まって乗せられたふっかさんも暴れる×2回あって笑った。太鼓の先生も笑いを耐え切れずふっかさんに指摘されてた。あれを真顔で耐えられるのはBass Bonの球審だけだと思う。その後頭に斧がぶっ刺さった岩本さんと頭に刀がぶっ刺さった舘様がぬるっと出てきたけどこの辺のやりとりは記憶が曖昧。

 

◆Vroom Vroom Vroom
愉快な百鬼夜行。でもあんまり記憶がない。

 

◇祭
-三番叟-
先程までの賑やかな演目から空気が一変した。生のお囃子の迫力がすごい。舘様の歌舞伎の経験が惜しみなく発揮されていた。ひとつひとつの所作が洗練されていて隙が全くなかった。舞いながらの口上も素晴らしかったし鈴の音で会場が浄化されていくようだった。そしてなによりすごいと思ったのが岩本さんとふっかさんが舞っている間は1ミリも動かずに構えているところ。背景の一部であるかのように本当に全く動かないの。鬼の体幹と筋力、そして忍耐力がないとできないよあれは。本当にすごかった。外部で歌舞伎を経験した舘様が大事なところを任されているという事実で胸がいっぱいになる。
岩本さんの花道での舞も舞台袖から身軽に飛んで出てきたふっかさんの舞も美しかった。ふっかさんの登場の仕方かっこよかったなぁ。
三番叟という演目名であることは後日知ったんだけど、三番叟は狂言の中でも最高の格式をもつ演目だそう。もしかしなくとも彼ら、とんでもないことをしているのでは…?

-猪鹿蝶-
巨大な花札(猪鹿蝶)のセットが現れる。猪=ふっかさん、鹿=舘様、蝶=岩本さん。
狐の面をつけた舘様が狐っぽい動きで人間を翻弄するところは可愛くもあり人外の不気味さもあり、という感じだった。
花札のセットの一部になって見得を切るところがすごくかっこよかった。岩本さんはSASUKEのステージのようにひょいひょいと駆け上がり、ふっかさんはトランポリンで身軽に飛び上がっていたから会場から思わずといった具合の感嘆の声が漏れていた。舘様の見得切りもまぁーーーーーー相変わらずの上手さですわ。SANEMORIのときどこかの記事で鳴り物の音は演者と打ち合わせして出してるわけじゃないと見たことがあって、今回鳴り物師の方がしっかり見える席だったからどうやって音を合わせているか見れてよかった。しっかり演者を見据えながらベストタイミングで決めるプロのお仕事すごかったな。
\突然いわふかによるラブコメが始まったよ/
ひょっとこ岩本さんがおかめふっかさんにアタックするけれど軽くあしらわれてしまう。拗ねてるひょっとこは完全に岩本照でしたわ。かわいこぶってたぞあいつ!あざとい警察です!てかおかめふっかさんがお丸さんにしか見えない笑 全く喋ってないのにお丸さんの声でいろいろ脳内再生された。なんやかんやあってひょっとこがおかめをバックハグするシーンでは会場から\フゥ---/と野次が飛んでた。そしていい感じのムードになった瞬間「なにイチャイチャしてんだ?」と言わんばかりに狐が割って入ってきた。いつ出てきたの~人外みがすごいよ~!てか3人ともノンバーバルな表現が上手すぎるよ~!
いわふかイチャコラタイム→舘様花札セットでの見得切りだったかその逆だったか、正直順番を覚えてなくて悔しい。

-盆踊り-
舘様の盆踊りレッスン始まるよ~!振り自体は易しくて舘様もゆっくり教えてくれるからこれならいけるじゃ~んと思ってたら本番が予想の100倍速くてビビった。先に言ってくれよ。多分会場の8割は同じ気持ちだったと思う。というか絶対客がびっくりするの期待してたでしょ。舘様ったらお茶目なんだから☆
みんな楽しそうに踊るしメンカラの着物が素敵だし櫓で見得を切るところかっこよすぎるし最高演目だった。盆踊りの衣装が一番好きかも。

賑やかな空気が去り、暗くなった舞台にひとり残る舘様。
悠々と扇子で扇ぎながら歩いていると花道で何かを見つける。そこにあったのは般若のような面。拾い上げて吸い寄せられるように面をつけると突然藻掻き苦しみ始めた。何かに乗っ取られそうになっているのか、抗い、面を外そうとするけれどふっと力が抜け、その場に崩れ落ちる。ややあって何かに操られているかのような動きで立ち上がり、舞台に向かって「フッ!」と息を吹きかける。瞬間、スクリーン一面に血が飛び散り暗転、変面へと繋がる。

ここ、あの、ほんと癖に刺さった。ずっと「みや、だて…さん…?どうしたの、みやだてさん…?」と漫画みたいに動揺してた。面で表情が見えないから得体のしれない何かの恐ろしさが増すし、宮舘涼太だけど宮舘涼太じゃないモノになった瞬間に場内の空気が変わった気がした。私は聞こえなかったけどどうやら呻いていたらしく、声が聞こえる範囲にいたら多分怖すぎて泣いてた。助かった(?)

 

◆変面

岩本さんが登場した瞬間「あっ無理、勝てない」と一瞬で白旗をあげた。異世界の王だったよあれは。立派な山鳥のめっちゃ長い尾羽を贅沢に2本も使い拵えました!みたいな被り物をしていたんだけど、その堂々とした佇まいに圧倒された。変面はさることながら、レーザーを使った演出がすごかった。レーザーを掴んで振り回す演出はどういう仕組みなんだろう…現代技術ってすごい。

 

◇演舞
デニムの衣装で和の小道具を使って踊る演目。舘様の刀投げがあまりにも自然に、流れるように成功したから会場が拍手起きて初めて「あっ、今刀投げたんだ」と理解した。宮舘のスピードについてこれるか?わたしは無理だった。

そして3人ともアクロバットでビュンビュン飛ぶ。Jr.の子たちもビュンビュン飛ぶ。縦横無尽にビュンビュン飛び回るから情報処理が追い付かない。例えるなら花火大会のラストスパートで音と光で殴られるあの感じ。伝われ。アクロバットは彼らの体に染みついていることなんだなぁと改めて実感した。本音を言えば普段のパフォーマンスの中でもっと見たいな…
雨が降りしきる中がむしゃらに踊る彼らが美しかった。あれ客席も濡れるんだね知らなかった。
てか舘様の衣装が腹チラしてて、ずっと舘様インナー破壊したのか?衣装クラッシャー再来か?と思ってたんだけど雑誌のレポを見てあれが正解だったのを知った。着ない選択肢があるのか…そうか…

天井から吊るされたハンモックでフライング。なにあれとんでもねぇ、すごすぎた。ハンモックからハンモックへ飛び移る技でふっかさんが不安定だったというレポを見たけど、そんなこと微塵も感じさせない安定した動きでとても綺麗に飛び移っていた。
腕の力だけでてっぺんまで登っていくのは最早スポーツ。多分SASUKEでそういうステージあった。逆さ吊りの状態で回転する技は舘様の全くブレのない回転が美しすぎて舘様の体の中心を通るぶっとい芯が見えた。舘様に夢中であんまりいわふかを見れてないけど岩本さんをチラッと見たら舘様の2倍のスピードで回転しててビビリ散らかした。フィギュアスケートのスピン並の速さだった。
そしてラスト、てっぺんから回転しながら落ちていく技で悲鳴が出そうになった。命綱なしでそんな頭から落ちる動きをするとは思わないじゃん…

 

◆エンディング 風
ベージュのタキシード風衣装がキラキラと煌めいて美しい。でも演舞に記憶全部持っていかれて何も覚えていない…
演者紹介でスタンディングオベーションあり。率先して立ってくれた人たちありがとう。
最後は岩本さんからお手を拝借されてみんなで手をパンッと叩いた瞬間、観客が赤、黄、紫の3つの魂に連れられてものすごいスピードで鳥居の群を駆け抜けていき、
大きな音とともに最初の鳥居の前に戻ってきてすべての演目が終了。


◇全体を通しての感想◇
文字通り祭だった。ちょっとやんちゃな、人間が好きな3人の神様に神々の棲まう世界で特別にみせてもらった異世界の祭。私たちは神隠しにあっていたのかもしれない。でも神様たちは一緒に祭を楽しみたかっただけだから最後はちゃんと現世に帰してくれた。鳥居の向こう側に見える山に浮かぶ3色の『祭』の送り火はまたおいでっていう神様たちからのメッセージかなと思ったり。本来の送り火とは意味が違うけど。

最初から最後まで技術の高さに感動しっぱなしだった。演出、衣装、パフォーマンスその他舞台を構成する全ての要素がハイレベルのクオリティで、これを生で観ることができて本当に本当に良かった。各衣装の詳細とコンセプトをまとめた解説本が欲しい。

歌舞伎を筆頭に和の演目では舘様が際立って輝いていた。SANEMORIや時代劇で得たものを余すことなく発揮していた。大事な場面で舘様を中心に据える構成が多くて私は言葉にできない程の嬉しさで何度も震えた。堂々とした佇まいで期待を超えていく姿を見てこの人を好きになってよかったと改めて思った。

そして当たり前のことではあるんだけど、全演目において各々が仲間に全幅の信頼を置いているのが伝わってきた。幕間なしで100分間駆け抜けていくには相当緻密な連携が取られているんだろうな…職人の仕事だ…本当にかっこいい。そしてみんなとにかく楽しい!という気持ちに溢れていた。彼らは自分たちの持ちうる技術を全て使って表現することが心の底から大好きな人たちなんだなー。事務所のことで鬱屈とする日々だけどそれを吹き飛ばし俺たちは大丈夫だよと言ってくれているようで泣きそうになる。最高のエンターテイナーだよ。

彼らはこの舞台を育てていきたいと言っていた。この先どうなっていくか分からないけれどいつか滝沢歌舞伎のように春の代名詞となる、春といえばこれと言われる舞台になるといいな。

春の演舞場に立ち続けるという彼らの意志、『祭 -GALA-』という舞台が末永く続いていくことを心から願っています。